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終戦を知らず、2年後に生還した兵士34人の物語

日米で多数の若者の命がペリリュー島で散った
日米で多数の若者の命がペリリュー島で散った

   産経新聞出版から2009年12月9日に発売された新刊「戦い いまだ終わらず ~終戦を知らずに戦い続けた三十四人の兵士たちの物語~」(久山忍著)が注目を集めている。

   「英雄なき島」「蒼空の航跡」などの作品で知られる戦争の記録作家・久山忍さんが、大東亜戦争屈指の激戦地「ペリリュー島」で、戦後になっても祖国の勝利を信じて生き抜いた34人の男たちの「長き戦い」を描いている。

   彼らが、日米両国による救出作戦で無事生還したのが1947年(昭和22年)4月のこと。同書は、34人の生き残り兵の1人で、生還のきっかけをつくった、土田喜代一元上等兵が語るサバイバルの日々を久山さんが記録し、新たな史料なども盛り込んで構成されている。