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恋愛は肉食でも、“食”は草食系? 野菜不足の女子に朗報

「札幌ラーメン 武蔵」の人気メニュー、「ラーメンサラダディッシュ」(980円)
「札幌ラーメン 武蔵」の人気メニュー、「ラーメンサラダディッシュ」(980円)

   東武百貨店池袋店レストラン街スパイスでは、味の素「GABANスパイスドレッシング」協賛のもと、47店舗の料理長と女子大生のコラボによる「サラダディッシュフェア」が2010年5月26日まで開催されており、若い女性を中心に人気を呼んでいる。

   同店では、05年春から女子大生と協力したメニュー開発を行っているが、13回目となる今回は、大妻女子大・実践女子大・女子栄養大短期大学部・東京家政大・目白大学短期大学部の5大学から78人が協力して、女性にうれしい50品のメニューを開発し、和洋中各店の特徴を生かしたサラダディッシュを展開。小籠包で有名な台湾「鼎泰豐」の「蒸し野菜ディップセット」(1890円)、「札幌ラーメン 武蔵」の「ラーメンサラダディッシュ」(980円)など、さまざまな店舗が考案したユニークなメニューは一度食べてみる価値ありだ。

   サラダをテーマにしたフェアが企画された大きな理由としては、「女性の野菜摂取量が不足している」という複数の調査結果がある。厚労省が発表した「平成20年国民健康・栄養調査」では、20代、30代女性の野菜摂取状況は、「健康日本21」が推奨する1日あたりの平均摂取量350gを大きく下回っており、トレンダーズが最近実施した調査でも、「20代、30代女性の4人に3人が『野菜が足りない』」と答えた。

   折しも、野菜価格の高騰により、野菜の購買が伸び悩んでいるが、東武百貨店池袋店の「サラダディッシュフェア」や、ロイヤルホストの「88円サラダ」、フレッシュネスバーガーの「ベジタブルバーガー」など、外食産業も女性の欲求に応えたメニューづくりで好評を得ているようだ。