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高速道路の「逆走」を知らせるカーナビ

   日産自動車と西日本高速道路(NEXCO西日本)は、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)を活用した「逆走報知ナビゲーション」システムを共同開発し、日産が2010年10月26日に発売の新型「フーガ ハイブリッド」に搭載した。「逆走」を知らせる機能が付いたカーナビは世界初という。

   高速道路での「逆走」は、サービスエリアやインター・チェンジ、ジャンクション付近の分岐点や合流点で起こりやすい。NEXCO西日本が有する道路構造に関する知見と、日産が保有するGPSナビゲーションの知見をあわせて、新たな逆走判定ロジックを開発した。

   このシステムは、車量情報(GPS位置、地図、車速など)に基づいて逆走を判定するプログラムを使う。車両前方地図の分岐・合流に逆走判定エリアをリアルタイムで生成し、その判定エリアに進入することで逆走を判断し、ドライバーに音声と画像で注意喚起する。

   日産はこの機能を、純正カーナビゲーションシステムとして「フーガ ハイブリッド」以外の車種にも搭載していく予定。また、既存のカーナビはアップデートでこの機能を追加できる。