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新宿に最大級ビックカメラ誕生 家電販売競争ますますシ烈に

   1929年に「三越新宿店」として開業した新宿三越アルコット店が、80余年の歴史に幕を閉じる。跡地にはビックカメラ最大級の店舗が入り、2012年夏ごろ営業開始する。

「三越新宿」3月末で営業終了

   「三越新宿店」は2012年3月末で営業終了する。今回の営業終了は、運営する三越伊勢丹が企業理念に掲げる「世界随一の小売サービス業グループ」を実現するべく、事業などの見直しを進める中で決定したもの。新宿三越アルコット店のビルに開店するのは「ビックカメラ新宿店(仮称)」。新宿にはすでに新宿西口店、新宿東口店、新宿東口駅前店と3つの同社店舗がある。さらに西口、東口にヨドバシカメラが1店舗ずつ、東口にヤマダ電機が1店舗あり、家電量販店がひしめき合う町となっている。そんな激戦区になぜ出店を決めたのだろうか。

「東口に、大きい店舗を作りたいと思っていた」

   ビックカメラ広報は、

「今まで東口には小さい店舗しかなかったため、大きい店舗を作りたいと思っていたところに、今回の話があった」

と話す。

   今回のビックカメラ出店に関して、ヤマダ電機は、

「新宿に新しい店舗が増え、地域市場がさらに活性化される。お互いに切磋琢磨して、より良いサービスの向上につながるよう努力する」

といっている。

   なお、ヨドバシカメラは「開店までコメントを控える」としている。