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20代女性が同世代「草食男子」に惹かれない理由

 明治大岳教授で人気カウンセラーの諸富祥彦さんと、「草食男子」を世に広めた牛窪恵さんによる共著
明治大岳教授で人気カウンセラーの諸富祥彦さんと、「草食男子」を世に広めた牛窪恵さんによる共著

   扶桑社は2011年6月1日、扶桑社新書から新刊本「【年の差婚】の正体~なぜ同世代に惹かれないのか~」(著/諸富祥彦・牛窪恵)を発売した。

   「早婚化」と「年の差婚」という2つの現象に着目した意欲作。リーマンショック以降、若い世代の雇用が不安定で将来への不安があり、折りしもの東日本大震災で「ひとりは不安」という考えから、女性の「早婚願望」が高まっている。

   20代女性が、結婚相手として同世代の男性を見ると、収入は低く、人間的に未熟で頼りない――という思いがあり、40代男性に目が向きがち。たとえば、お笑いタレントの「FUJIWARA」藤本敏史さん(40)が木下優樹菜さん(23)と、「ネプチューン」堀内健さん(41)が17歳年下女性と結婚したのが象徴的だ。

   また、仕事を持つ30代女性は、ルックスがよく、家事のできる、優しい20代後半から30代前半の男性に目を向けているという。2010年秋には、鈴木京香さん演じるキャリア女性が17歳年下男性との「禁断の恋」を描いた、NHKドラマ「セカンドバージン」が大いに話題を集めばかりだ。

   同書では、「年の差婚」を取り巻く社会情勢や結婚観についての分析を試みるとともに、年の差婚を果たしたカップルへのインタビューを試み、その本音に迫った。

   224ページ。定価760円。