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ボーイング787、国際定期便に初就航 羽田-北京便

北京に向けて出発するボーイング787型機。3機目からは、トリトンブルーを基調とした通常塗装だ
北京に向けて出発するボーイング787型機。3機目からは、トリトンブルーを基調とした通常塗装だ

   全日空(ANA)は2012年1月14日、次世代中型旅客機のボーイング787型機を初めて国際線の定期便に就航させた。

   787は11年10月にチャーター便として成田-香港間を営業飛行したが、国際線の定期便として運航されるのは初めて。この日就航したのは羽田-北京線で、9時18分に、87人の乗客を乗せて羽田空港を出発した。

   使用されているのは、ボーイング社から引き渡しを受けたばかりの国際線仕様の機体。すでにANAでは国内線仕様の787を2機運航しており、今回導入されるのはANAとしては3機目。

   1、2機目は座席数が264あるのに対して、今回就航した国際線仕様機は全座席数を158にしぼり、そのうち46席をビジネスクラスにあてた。また、1、2号機は787就航を記念した塗装だが、3機目からはANAのシンボルカラー「トリトンブルー」を基調とした通常の塗装になっている。

   787は1月21日からは羽田-フランクフルト線にも就航するほか、12年度以降、成田-シアトル、サンノゼ線にも導入される。