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【ご当地グルメ食べまくり】「鮭のルイベ漬け」はアイヌの風味

   「北海道」といえば、百貨店の物産展やアンテナショップの王様の感がある。都内にも北海道と名の付く物産店は多い。東京駅・八重洲中央口の近くには、外堀通りに面して「北海道フーディスト」というお店がある。

マイナス50度でおいしさを閉じ込める

「北海道産天然鮭」がセールスポイント
「北海道産天然鮭」がセールスポイント

   ここは運営母体が北海道電力の子会社である点が、まずちょっと珍しい。売り場は広く、1000品目以上を扱っているそうで、ほかの店にはない商品も見かける。イートインコーナーも堂々たる大きさで、北海道の食材を使ったラーメンやカレーなどが食べられる。

   冷凍・冷蔵の海産物も豊富な店内をぶらぶら見歩いて、「鮭(さけ)のルイベ漬」(160グラム980円、製造者:佐藤水産)というのを買ってみた。

   お取り寄せなどの品としても名高い一品なのだが、「鮭のルイベ漬」という名前からは、どんなものかをイメージしづらいかもしれない。ルイベとは、元々アイヌ語から来ており、凍らせた生鮭や、それを半解凍で食べる料理を意味するそうだ。

   一方、「鮭のルイベ漬」は冷蔵で売っていて、凍っているわけではない。佐藤水産のウェブサイトによると、作り方はこうだ。生鮭をひとくち大にカットし、特製しょうゆダレに漬け込み、新鮮ないくらを加える。そして、マイナス50度で凍結させて、おいしさを閉じこめるという。

たっぷり「丼」状態にして食べたい

   一度凍らせることから、北海道色を出して「ルイベ漬」と名付けたようだ。鮭といくらの醤油漬――と平たく言ってしまうと、おもしろくはないがわかりやすいかもしれない。

   いくらの醤油漬のメインが「鮭」になったものとも言えるかもしれない。鮭がとろとろとして味わい深いところに、いくらのうまみが加わって、一層豊かな味に変貌している。ご飯にのせて食べれば、マグロの漬け丼などともまた違う、鮮やかな見た目と華やかな味が堪能できる。

   はじめは少しずつ食べていても、すぐにたっぷりと、鮭のルイベ漬け丼状態にして食べたくなること、うけあいだ。


商品名:鮭のルイベ漬

製造:佐藤水産

サイズ:160グラム

価格:980円