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BABYMETALが「POP’nアイドル」参戦 新曲披露で「ヘドバン!ヘドバン!」

   「ヘヴィメタルとアイドルの融合」をテーマにした3人組メタル・ダンス・ユニット「BABYMETAL」が2012年6月23日、ZeppTokyo(東京・江東区)で行われたタワーレコード主催のイベント「TOWER RECORDS Presents POP’nアイドル02」に出演した。

   BABYMETALはアイドルグループ、さくら学院から派生して2010年結成されたユニット。ヘヴィなのに可愛くてキャッチーなサウンドが特徴で、アイドルファンのみならず、コアな音楽好きにも注目されている。

ワーグナーのSEとともにメンバー登場

骸骨バンドとともにステージに立つBABYMETALの3人。(左からMOAMETAL、SU-METAL、YUIMETAL)photo:TEPPEI
骸骨バンドとともにステージに立つBABYMETALの3人。(左からMOAMETAL、SU-METAL、YUIMETAL)photo:TEPPEI

   今回の「POP'nアイドル02」には、さくら学院のほか、Berryz工房、ぱすぽ☆ら人気アイドルグループ6組が参加。BABYMETALは1グループ目のトップバッターとして出演した。

   ステージに大量のマーシャルアンプが運び込まれ、照明が暗くなるとワーグナーの「ワルキューレ」のSEとともに、MOAMETALとYUIMETALが BABYMETALロゴの描かれた巨大なフラッグを持って現れる。続いて、骸骨スーツのバックバンドメンバーたちに騎馬戦のように担がれながらSU-METALが登場した。

   1曲目、「ド・キ・ド・キ☆モーニング」の爆音ギターリフが流れると、フロア前部では早くもBABYMETALのライブ恒例のモッシュが発生する。サビは「チョ待って!チョ待ってー!」の大合唱だ。曲後半でブレイクすると「いいね!」のラップパートになだれ込む。SU-METALがメロイックサインならぬ「キツネさんサイン」で「Say Hooo!キツネだお!!」とオーディエンスを煽る。

   3曲目は間奏でYUIMETALとMOAMETALが格闘風のアクションを見せるメロディック・スピード・メタル風の「イジメ、ダメ、ゼッタイ!」を披露。そして最後が今回の目玉、20日に公開されたばかりの新曲「ヘドバンギャー!!」だ。

圧巻の「土下座ヘドバン」、フロアはカオスに

独特の世界観で会場を沸かせた。
独特の世界観で会場を沸かせた。

   同曲は「ももいろクローバーZ」への楽曲提供などで知られるNARASAKI氏が手がけた。哀愁ただようメロディラインながらも、ギミック満載、ハイテンションで突っ走るブルータルなサウンドの楽曲だ。

   前奏からYUIMETAL、MOAMETALが「ヘドバン!ヘドバン!」と煽りまくり、フロアはカオスに。MVは、ヘッドバンギングの神が3人に降臨し、髪を振り乱してヘドバンするというストーリーだったが、ライブでは跪いての「土下座ヘドバン」まで見せ、会場を沸かせていた。

   これまでも「メタル女子会」「アイドル横丁」など外部のフェスイベントで抜群の強さを見せていたが、今回も現場にいた複数のメディア関係者から、印象に残ったグループとしてBABYMETALを挙げる声が出ていた。

   ライブ終了後J-CASTニュースはメンバーに話を聞くことができた。今回のステージについて「神様が私たちに降臨してくれてファンのみなさんをゲットできたかなと思います」(MOAMETAL)、「『ヘドバンギャー!!』は初披露だったんですけど、すーちゃん(SU-METAL)が歌い出したときにお客さんが『おおー!』と言ってくれたので、絶対盛り上げようと思って頑張りました」(YUIMETAL)とコメント。

   7月には、大阪(7日 難波ROCKETS)と名古屋(8日 ell.SIZE)でのライブツアー「ヘドバ行脚ー!!」が決定している。SU-METALは「私たちの魅力はライブだと思っています。これまでは東京だけだったので、大阪や名古屋の方に観てもらえるのが嬉しいです。初めて観る方にも『なんじゃこりゃ!』と思っていただければ」と意気込みを語っていた。