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スパコン「京」が完成 2011年は2期連続「世界一」

   理化学研究所と富士通が共同で開発を進めてきたスーパーコンピュータ「京(けい」が2012年6月29日、最終的な動作確認試験を終えて完成した。7月2日、発表された。

2011年には世界第1位を2期連続で獲得

世界最高水準の成果創出に貢献することを期待
世界最高水準の成果創出に貢献することを期待

   一部先行利用を継続しながら環境整備を実施し、2012年9月末から共用を開始する予定だ。

   「京」の開発は、文部科学省が推進する「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の構築」計画のもと、すすめられてきた。高性能・低消費電力のCPUや超大規模構成を可能とするネットワーク等、数々の先端技術を結集して高性能・高信頼を追求した。

   スーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」では、2011年6月、2011年11月と世界第1位を2期連続で獲得したほか、実アプリケーションでも高い性能を実現することを示している。

   今後、シミュレーション制度や計算速度の飛躍的な向上により、さまざまな計算科学の分野で広く利用され、世界最高水準の成果創出に貢献することが期待される。