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「マッカーサーの執務室」一般公開 第一生命保険が期間限定で

   第一生命保険は、本社を置く「第一生命館」(東京・千代田区、現DNタワー21)がGHQによる接収解除と返還から60年の節目を迎える2012年、第一生命保険創立110周年記念特別企画として、現在非公開となっているマッカーサー記念室を期間限定で一般公開する。

当時のままの執務室

マッカーサーの執務室となった社長室。現、マッカーサー記念室。
マッカーサーの執務室となった社長室。現、マッカーサー記念室。

   GHQ に接収された「第一生命館」は、現在の日本国憲法の原型であるGHQ 草案が作られるなど、戦後の日本をかたちづくるさまざまな舞台となった。このとき、マッカーサー元帥の執務室となったのが6階の現在の社長室で、これが今回一般公開されるマッカーサー記念室だ。

   マッカーサー元帥は何事も即断即決するため、引き出しのない机を愛用したと言われている。また、大変ヨットが好きで、英国人画家オルドリッジにより描かれたヨットの絵を2枚部屋に飾っていた。第一生命保険は、このような当時のたたずまいをそのまま残し、歴史を語りつづける部屋として、机や椅子とともに、当時のまま保存している。

   その後、サンフランシスコ平和条約が発効し、総司令部が市ヶ谷に移転した1952年の7月7日に、「第一生命館」の接収は解除され返還された。

   なお、会場のキャパシティに加え、貴重な史料をそのまま保存と保護するという観点から、見学は1日先着200人限定だ。公開される期間は、2012年7月17日から7月22日まで。時間は10時30分から15時30分までとなる。