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寒い冬に恋しいみそ煮込みうどん 本当はあまり煮込まない?

   全国平均的にまだまだ厳しい冬の寒さが続く今日この頃、鍋物や煮込みなどを食べたいと思う夜も多い。そこでふと思い出したのが愛知は名古屋の名物、みそ煮込みうどん。この本場の味も今や、インターネットで簡単にご家庭に届けられてしまうというので、さっそく取り寄せてみることにした。

煮立ち出したら火を止める

5分程度煮込めば十分
5分程度煮込めば十分

   お店はみそ煮込みうどん店の代表格、山本屋本店だ。麺のタイプや具のあるなしで、いくつか商品があるなかで、「フレッシュギフト」と新鮮さをうたう生麺タイプの「味噌煮込みうどん」(3食入り、3045円:送料込)を注文した。

   商品の内容は、袋入りのかつお節、あじみそのパック、そしてうどん(生)麺となっている。フレッシュなだけに、消費期限は到着から3日ほどだ。消費期限が気になる場合は、冷凍麺タイプがよいだろう。

   こちらで用意する具は鶏肉、油あげ、ねぎ、かまぼこ、卵といったところ。そして驚いたことに、このみそ煮込みうどんはあまり煮込まないのである。ダシを取り、みそを入れ、具を入れて煮たところで麺を入れたら、煮立ちだしたところで、もう火を止めてしまう。2、3分蒸らして、再度火を付け、またグツグツと言いだしたら、食べていいそうである。煮込んでいる時間は全部で5分もあっただろうか。

コクと深みあるみそと歯ごたえあるうどん

   さてお味はというと、何を置いてもみそがいい。キツさ、辛さはまったくなく、まろやかでコクがあり、かつおだしのいい香りがベースで効いていて、深みがある。麺のほうは、以前、食べたみそ煮込みうどんは生煮えかというほど粉っぽかった思い出があるのだが、これは固めでありながらも、しこしこといううどんの感触である。

   コクと深みのあるみそと、歯ごたえがよく食べでのあるフレッシュなうどんは、人を満ち足りた感じにしてくれる。尾張名古屋のみならず、日本全国の冬はみそ煮込みうどんが持つ――と、鍋の中のうどんが堂々、言っているようであった。


商品名:味噌煮込みうどん
製造:山本屋本店
サイズ:(1食分)生めん120グラム、あじみそ100グラム、かつお8グラム
価格:3食入り、3045円