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寄り道して帰る「フラリーマン」が増加中 「居心地が良くない」「自分の時間が欲しい」

   長時間労働などの是正に向けた「働き方改革」への関心が高まっている。デロイトトーマツ コンサルティングが2017年9月5日に発表した調査によると、73%もの企業が同改革を推進していることがわかった。

   一方、現場で働く社員の中には、取り組みに「困惑」している人も少なくない。そのため、仕事終わりに「フラフラ」してから帰宅する「フラリーマン」と称される男性が増加しているという。

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結婚2年目で早くも...

   2017年9月19日に放送された朝のニュース番組「おはよう日本」(NHK総合)では、「男たちがまっすぐ帰らない理由」と題し、さきの「フラリーマン」を特集した。

   「働き方改革」が進み、定時退社する社会人が増加。それにともない家電量販店やゲームセンターなどで時間を潰してから帰路につく男性が増えているという。

   番組に登場した不動産会社に勤める30代男性は、働き方改革で退社時間が早くなったことが「悩み」だと話す。

   男性の家は子供中心にまわっているそうで、「自分にとって居心地がよくないときもある」という。そのため、後ろめたい気持ちはあるものの、「一人居酒屋」が日課になってしまった。

   番組ではその他、妻に「残業」だと嘘をつき寄り道している結婚2年目で共働きの男性や、「自分の時間を作りたい」ため、週に3、4日、フラリーマン生活を送る50代男性が紹介された。

「なに考えてんのか?」

   放送終了後、「フラリーマン」をめぐっては、ネット上で大きな反響が寄せられている。だが、男女で反応は大きく異なる。

   男性側からは、

「帰宅して父や夫の顔になる前に、一息つきたい気持ちはわかる」
「結婚したらフラリーマンになる気しかしない。。」

など、理解を示す声が少なくない。

   一方、女性側は、 「うちは、たまには飲みに行って来なよ。と言ってるよ。 息抜きって必要だと思うし」 などと理解を示す向きがあるものの、大半は

「男ってさ、真から父親になれねーのかと思うね。 いつまで経っても自分のことばっかり」
「自分も早く帰って夕飯作れや!妻だけが作るのが当たり前ってなに考えてんのか?」
「はぁー これで共働きまで求められて女は楽だのなんだの言われるんだからね...」

と、おかんむりのようだ。