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忘年会は「セクハラ」にご用心 「食事・飲み会」でのセクハラ、5割を超える

   米ハリウッドで始まった、「#Me Too」とのハッシュタグとともにセクハラ被害をSNSで告発するムーブメント。日本でもじわじわと広がりをみせ、多くの女性が秘めていた思いを言葉にしている。

   そんな折、女性の約4割がセクハラ経験あり――こんな調査結果が発表された。

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被害の5割「身体を触られた」

   ビッグローブ(東京・品川区)は2017年12月5日と12日、20代~50代の社会人男女800人を対象にした「セクハラに関する意識調査」の結果を発表した。

   調査の結果、女性の39.0%がセクハラ被害の経験があると回答。セクハラが蔓延している実態が明らかとなった。男性でも約1割が経験していた。

   具体的には、「身体を触られた」(54.2%)、「男らしさや女らしさについて言及された」(34.2%)、「断りづらい状況で私的な連絡が来るようになった」(27.4%)。

周囲の目があっても危険

   それでは加害者はどんな人物なのか。最も多いのが「上司・先輩」(82.6%)。次いで「取引先・お客様」(27.9%)となり、自分よりも立場が上の相手から被害をこうむるケースが多かった。

   どのような場面でセクハラされたのかを尋ねると、「食事・飲み会」(53.2%)、「通常業務時」(48.4%)、「会社行事(忘年会、新年会、歓迎会など)」(42.6%)。周囲の目がある環境でも被害が発生しているようだ。