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芥川賞、直木賞、吉川英治新人賞・・・ BOOKウォッチで紹介したあと「文学賞」続く

   J-CASTの「BOOKウォッチ」欄で紹介した本が文学賞を受賞するケースが続いている。2018年1月の直木賞、芥川賞に続いて、3月の吉川英治新人賞も。全国紙の書評欄などと比べても概ね早めの紹介で、受賞確率が高くなっている。

  • 「Ank:a mirroring ape」
    「Ank:a mirroring ape」
  • 「Ank:a mirroring ape」

候補作になる前にピックアップ

   3月1日の夕方の発表された第39回吉川英治新人賞を受賞したのは佐藤究さんの『Ank:a mirroring ape』(講談社)。この日早朝に、「BOOKウォッチ」で紹介したばかりだった。「もっと早く紹介すべき作品だったと自戒する」と書いていたが、その直後の吉川英治新人賞だった。

   1月には若竹千佐子さんの『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)が芥川賞を受賞したが、すでにBOOKウォッチで昨年12月8日に紹介していた。「奇妙な題名を聞いて、『Ora Orade Shitori egumo』(「永訣の朝」の一節)を思い出した方は、相当な宮沢賢治通だろう」と同郷の賢治との関係に触れ、「著者のこれからは輝いている」と推していた。 同じく1月に直木賞をとった門井慶喜さんの『銀河鉄道の父』(講談社)も昨年10月18日に紹介済み。『おらおらでひとりいぐも』も『銀河鉄道の父』も、芥川賞や直木賞の候補作として発表される前の紹介だった。

   J-CASTのBOOKウォッチは昨年8月にリニューアル、全国紙の書評担当経験者らが中心になって本の紹介をしている。