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東京と大阪で「仕事のストレス」に差 グリコの調査で示された意外な原因

   江崎グリコ(本社・大阪市)は、一般企業で働く人を対象にしたストレス調査を2017年12月7日~11日に実施し、その結果を2018年3月15日に発表した。

   その内容から、東京と大阪のサラリーマンでストレスに大きな差があることがわかった。

  • サラリーマンはどんなことにストレスを感じる?
    サラリーマンはどんなことにストレスを感じる?
  • サラリーマンはどんなことにストレスを感じる?
  • 新橋サラリーマン、大阪ビジネスマン、丸の内OLが仕事まわりでストレスを感じるシーン
  • 大阪ビジネスマンの仕事ストレストップ10
  • 丸の内OLの仕事ストレストップ10

「上司から飲みの誘い」が大きなストレスに

   対象は役職に就いていない一般サラリーマンで、内訳は東京の新橋・汐留・内幸町周辺で働く「新橋サラリーマン」の男性150人、大阪府内で働く「大阪ビジネスマン」の男性150人、東京の大手町周辺で働く「丸の内OL」の女性150人。

   まず、それぞれに「仕事まわりでストレスを感じるシーン」を挙げてもらい、3属性の差分を調べた。すると、ストレス度が最も大きいのは新橋サラリーマン、次いで丸の内OLで、大阪ビジネスマンは総じてストレスが低いことがわかった。

   例えば新橋サラリーマンが最もストレスに感じている「今日は早く帰ろうと思っていたのに、上司から飲みに誘われたとき」(72.1%)については、大阪ビジネスマンは55.8%と、新橋ほどストレスとは感じていない。その他にも、「大きな声で挨拶しないといけない」(新橋58.0%、大阪37.3%)、「人のパソコンのキーボードをたたく音が大きくて気になるとき」(新橋52.7%、大阪30.9%)といった項目が東西で大きく差が出た。

大阪人は「面白さ」を求められるとツラい?

   エリア別比較では相対的にストレス度が低い大阪ビジネスマンだが、ストレスを感じる項目を聞くと、トップの「話が『おもんない』人と長時間一緒にいないといけないとき」(58.3%)をはじめ、「東京の人から『面白いこと言ってよ』と言われたとき」(51.9%)、「『おもんない』と言われたとき」(51.7%)など、面白いかどうかがストレスにも大きく影響していることを調査では示している。

   また、「横断歩道の信号がなかなか青にならないとき」(57.1%)、「エレベータがなかなか閉まらないとき」(54.2%)など、せっかちと言われる大阪人にとっては、時間がかかることもストレスの要因となるようだ。

丸の内OLは「美容」「人間関係」を重視

   新橋サラリーマンに次いでストレスの高い丸の内OLだが、彼女たちには「女性ならでは」のストレスがある。

   ストレス度の高いトップ3は、「仕事のストレスで食べ過ぎて、太ってしまったとき」(85.1%)、「(仕事のせいで)予約している美容院・エステに間に合わないとき」、「同僚女性との人間関係が大変なとき」(同率82.1%)。

   仕事自体のストレスよりも、仕事のせいで太ってしまったり、自分のお手入れが十分にできなくなる「二次災害」にストレスを感じてしまうようだ。

   今回調査を行った江崎グリコでは、事務的な作業による一時的・心理的なストレスを低減する機能がある「γ-アミノ酪酸」を配合したメンタルバランスチョコレート「GABA(ギャバ)」を販売している。