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皮ごと「バナナ」が食べられる! 「凍結解凍覚醒法」で日本でも栽培

   バナナは「皮ごと」食べる時代へ――。種苗の研究開発を行う「ともいきBIO」(福岡県北九州市)は2018年3月、特殊な農法で作られた国産バナナ「ともいきバナナ」を発売した。

  • 「ともいきバナナ」(プレスリリースより)
    「ともいきバナナ」(プレスリリースより)
  • 「ともいきバナナ」(プレスリリースより)

無農薬、収穫まで通常の半分の期間

   ともいきバナナは、同社が開発した「凍結解凍覚醒法」により誕生した。

   バナナの種子をマイナス60度に凍結、解凍し負荷を与えることで、さまざまな利点が生まれた。バナナの産地の多くは熱帯の地域だが、耐寒性が向上したことで日本でも栽培ができるようになった。

   また、病害虫耐性も高まり無農薬栽培が可能に。収穫までの期間も約9か月と通常の半分ほどだ。

   そのほか、(1)酸味や青臭さがまったくない(2)皮が薄く柔らかい(3)糖度が25度――といった特徴があるため、「皮ごと」食べられる。植物の特性を増強する方法として特許も取得済みだという。

   価格は1本877円(税込)。通販サイトや、三重県伊勢市にあるテーマパーク「伊勢安土桃山城下町」で販売する。