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あの「フェラーリ」の貴重な資料約100 点 マカオで「アジア初」の展覧会

   統合型リゾート施設の開発・運営を手掛けるメルコリゾーツ&エンターテインメントは、2019 年1 月25 日~6 月16 日まで、マカオのレジャー&エンターテインメントリゾート施設「シティ・オブ・ドリームス」で、フェラーリの歴史に関連する貴重な資料約100 点を見られる展覧会「フェラーリ:アンダー・ザ・スキン(Ferrari: Under the Skin)」をアジアで初開催している。

  • あのシューマッハが乗っていた「赤」「跳馬」のF-1マシン
    あのシューマッハが乗っていた「赤」「跳馬」のF-1マシン
  • あのシューマッハが乗っていた「赤」「跳馬」のF-1マシン
  • オールドカーも大きな魅力の1つ
  • 市販車の展示もうれしい

2000年F1世界選手権のシューマッハ優勝の車も展示

   「フェラーリ」といえば、何を思い浮かべるだろう? イタリアの最高級車、1台最低で1000万円以上、「F1」でお馴染みの赤い車体、そして、同社の「跳馬」ロゴ...といったところだろうか。それを間近で感じられるイベントが、マカオで開かれている。

   同展では、第2次世界大戦後に大きな困難を迎えたイタリアで立ち上がった初期のフェラーリが、今日の「華やかで威厳のあるブランド」となるまでの軌跡を紹介。歴史を物語る100 点余りの資料を通じて、フェラーリを作り上げた情熱や、飽くなき探求心を感じることができる。

   会場はマカオにあるカジノ内の現代アートスペース。6つのゾーンにおいて、オリジナルの手描きスケッチや、初期の木製マスターモデル、画期的なエンジニアリング技術やデザインを具体的に示すエンジン、ギアボックス、部品まで、フェラーリのすべてを展示。さらなる見どころとして、ブランドの歴史の中でも貴重な車体10 台以上をディスプレーしている。

   この多くは、アジア初公開となる個人所有のコレクションで、1947 年に製造された初代フェラーリの精緻なレプリカ、2000 年F1 世界選手権で、ミハエル・シューマッハがタイトルを獲得した際の優勝車、選りすぐりのビンテージレーシングカーなどが見学できる。

「20億香港ドル」に相当する貴重な資料

   同展は、ロンドンのデザイン・ミュージアムとマラネッロのフェラーリ博物館が監修し、金額に換算して「20 億香港ドル(約277億円)」に相当する貴重な資料を集めたというから、その規模感が分かる。

   同イベントを取り仕切るシティ・オブ・ドリームス(マカオ)のプロパティ・プレジデント、デイビッド・シスク氏は、

「この大変素晴らしい展覧会をアジアで初開催し、史上最も有名なクルマの数々をご覧いただけることをとてもうれしく思います」

とコメントしている。

   同展の入場料は80 マカオ・パタカ(約1080円)。なおシティ・オブ・ドリームス内店舗で買い物をした場合、200 マカオ・パタカ(約2700円)ごとに招待券1枚が提供される(1 回あたり4 枚上限)。