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地下鉄車内に「きかんしゃトーマス」現る 都営大江戸線「子育て応援スペース」

   東京都交通局は、都営地下鉄大江戸線の車内に人気アニメ「きかんしゃトーマスとなかまたち」のデザインを施した「子育て応援スペース」を2019年7月31日から設ける。

  • 大江戸線に子育て応援スペースが導入
    大江戸線に子育て応援スペースが導入
  • 大江戸線に子育て応援スペースが導入
  • 大江戸線に子育て応援スペースが導入

目的は「譲り合うきっかけを醸成」

   スペースを導入するのは、都営大江戸線の新型車両「12-600形3次車」3編成。3号車と6号車の端にある、車イスやベビーカー利用者向けの乗車エリア「フリースペース」と優先席付近の壁面を、「きかんしゃトーマス」に登場するキャラクターで装飾する。子ども連れのほか、お年寄りや車イスの乗客も利用できる。

   スペース設置の理由について、東京都交通局電車部の担当者は取材に対し、

「(車内では)子どもが泣いてしまったり、大きな声を出してしまうことが想定される。そういうお客様の存在を他のお客様に理解いただき、お互いに譲り合うきっかけを醸成していく目的で設置した」

と回答した。

   ただ、担当者によればあくまで装飾は子ども向けのため、別の乗客が座った際に気恥ずかしさを感じることも想定しているという。その上で、

「お父さん、お母さんだけでなく、お爺ちゃん、おばあちゃんなど、子どもと一緒にいる利用者に気兼ねなく乗ってもらえたら」

と答えた。