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【激アツ!Tリーグ観戦記】吉村真晴「琉球アスティーダ」移籍 東京五輪は「最大の目標」

   リオ五輪卓球男子団体銀メダリストの吉村真晴選手。卓球のプロリーグ「Tリーグ」の2019-2020年シーズンは、沖縄を本拠地とするチーム「琉球アスティーダ」の一員として戦う。

   19年8月7日、東京都内で入団記者会見を行い、ユニフォーム姿を初披露した。

  • 吉村真晴選手の琉球アスティーダ入団会見
    吉村真晴選手の琉球アスティーダ入団会見
  • 吉村真晴選手の琉球アスティーダ入団会見
  • 琉球アスティーダの早川周作球団社長
  • 「エンポリオ アルマーニ」の黒スーツで登場
  • ユニフォーム贈呈
  • ユニフォーム姿を初披露
  • この日はまだ背番号と名前の印字はなかった
  • 高い身長でスタイルも抜群の吉村選手
  • フォトセッション(左からマネジメントを務めるオールインクルーディングジャパン合同会社CEO・戸井崇人氏、吉村選手、早川球団社長)

「12月までの五輪選考レースが勝負の時」

   「エンポリオ アルマーニ」の黒スーツを身にまとい、会見場に登場した吉村選手。「セカンドシーズンから琉球アスティーダでプレーさせていただくことになりました、吉村真晴です」と自己紹介し、落ち着いた様子で、はきはきと挨拶をした。

「今回はアスティーダということで、明日、未来、そしてティーダ=太陽ということで、まさにオーナーの早川(周作)さんが太陽みたいな人で、みんなまぶしすぎてチカチカしないか若干不安ではありますが、全力でチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいですし、沖縄も盛り上げていきたいと思っています」

   吉村選手は、2018-2019年のTリーグファーストシーズンは埼玉に本拠地を置く「T.T.彩たま」でプレー。今回の移籍は、来年の東京五輪も見据えてのことだと語った。

「Tリーグ開幕から12月までの五輪選考レースが勝負の時になってきます。自分にとっても最大の目標、夢である東京五輪の代表を掴むために非常に大切な期間であって、その期間を琉球アスティーダさんがサポートしてくれるということで、本当に心強く感じ、一緒に戦わせていただくことを決めました」

   東京五輪の卓球日本代表は、2020年1月発表の世界ランキング、2019年のワールドツアーの優勝回数等が選考基準となる。

「オーダー次第でどこが勝ってもおかしくない」

    Tリーグの各チームは8月29日のセカンドシーズン開幕に向けて、補強を進めている。

   その中でも、大型補強に成功しているのが、昨季優勝の「木下マイスター東京」だ。張本智和選手、水谷隼選手に加え、昨季は琉球アスティーダのエースとして活躍した丹羽孝希選手も今季から加入し、世界トップクラスの選手がそろっている。

   吉村選手、琉球アスティーダはどう立ち向かっていくのか。吉村選手はライバルチームの強さを認めながらも「オーダー次第でどこが勝ってもおかしくない」として、奮起を誓う。

「日本代表ベストメンバーといっても過言ではないですし、強いのはわかっています。それでもあきらめるわけにはいかないですし、どうやったら勝てるかを考えていかなければならない。その考える過程は成長するために必要な過程だと思っています」

   琉球アスティーダの開幕戦は8月30日。その対戦相手は、吉村選手の古巣であるT.T.彩たまだ。だが、古巣とて容赦はしない。

「古巣だからということは関係ないですし、自分の持っているものを出し切って、チームの勝利のために全力でプレーするだけです。それが必ず結果に繋がると思うので、T.T.彩たまには申し訳ないですけど、しっかり勝ちたいと思います」

   自身については「攻撃的なプレー」を見てほしいと話す。ファーストシーズンはリーグ最下位(4位)に終わった琉球アスティーダ。吉村選手の活躍が躍進のカギになりそうだ。