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「花粉症」マスクや薬では不十分かも 意外と気づかない「髪の毛」リスク

   花粉症が悩ましい季節になってきた。記者もスギ花粉症に苦しむひとりだ。今年は1月上旬からマスクをつけ、薬を服用してきたほか、屋内に入る際は衣服を払って花粉を落とすようにしている。

   ただ、これだけでは花粉対策としては不十分のようだ。花王「生活者研究センター」公式サイトによると「花粉は空気中に飛散しているため、衣類同様に髪にも付着します。衣類の素材によっては、髪の毛のほうが花粉付着が多いこともある」。つまり、マスクや服で隠すのが難しい毛髪にも注意を払わなければならない。

  • 衣類よりも花粉が付着するリスクがある「髪」
    衣類よりも花粉が付着するリスクがある「髪」
  • 衣類よりも花粉が付着するリスクがある「髪」

ロングヘアは髪の露出を減らす工夫を

   同サイトには「一般的には、髪は長い方が花粉の付着量は多くなる」とある。だが、花王の調査によると花粉の付着のしやすさは、頭皮から分泌された「皮脂」に関係しているため、ショートヘアでも油断は禁物だ。

   では外出時、何に気を付ければよいか。医師監修の肌ケア情報サイト「医肌研究所」によると、「髪の毛の露出を減らす、もしくはコンパクトにまとめて花粉が付着しにくく工夫すること」が大切だ。ロングヘアの場合はまとめるか、帽子やスカーフを活用するのがよい。

   ヘアケアをはじめとする毛髪に関する情報サイト「頭美人」も、同様の指摘をしている。髪の毛の範囲が広いほど花粉が付着しやすくなるため、ダウンスタイルやポニーテールよりもおだんごや三つ編み、編み込みなどでアレンジした方がよいそうだ。またスタイリング剤も「花粉がつきやすくなる」ワックスやムースより、クリームやオイルでツルツルなものを選ぶのがおすすめだという。

   同サイトには帰宅後の対策もまとめられている。体についた花粉をブラシで払ったうえで部屋に入れるように「玄関にブラシを置いておく」のがポイントだ。そのうえですぐ風呂に入り、シャンプーやトリートメントをしっかりする。

   マスクやメガネ、薬などで既に花粉対策をしているにもかかわらず、酷い症状に悩まされている場合は、一度ヘアケアやヘアスタイルに目を向けてみるとよいかもしれない。