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アベノマスク「使用率4%」 調査がひもとく「マスクに求めるもの」

   ブランドコンサルティング事業を手掛けるアイクリエイト(東京都渋⾕区)は、マスクに求めていることや課題などの調査を実施、2020年5月29日に結果を公表した。

   調査は2020年5月14日~5月21日にインターネットで行われ、20代以上の男女145人から回答を得た。質問項目の中には、政府が全世帯に配布する布マスクに関する内容もある。

  • マスク着用が日常化するなか、選択基準も変化しているという(画像はイメージ)
    マスク着用が日常化するなか、選択基準も変化しているという(画像はイメージ)
  • マスク着用が日常化するなか、選択基準も変化しているという(画像はイメージ)

機能性や価格より重視するのは

   政府支給のマスクが届いているかを問う、「アベノマスクは所持している?」という質問で、「はい」は33.8%だった。このうち「アベノマスクは使用している?」に対し、「いいえ」が71.4%、「はい」と回答したのは4.1%となった。アベノマスクが届いても使っていない回答者がほとんどという結果だ。

   「マスクを選ぶときに重視していることは?」という質問で、一番多かったのは「デザイン」で43.6%だった。これに「着け心地」(27.7%)、「サイズ・形」(13.8%)と続いた。半面、マスクの機能性や値段は、合計でも5.4%と少なかった。アイクリエイトは、新型コロナウイルス感染拡大防止のためマスク着用が日常になったことで、多くの人がマスクに求めていることに変化が生じていることが分かると発表資料のなかで説明している。

   「デザイン」と回答した人からは、「子どもが長時間つけていたくなる(外したくならない)アニメやキャラクター柄」、「子ども用は本人の好みの柄。大人用はシンプルな色、内側は白色以外」、「派手過ぎず、洋服など全体との組み合わせ」といった意見があった。全体的な傾向として、大人は洋服などに合わせやすくシンプルなものを選び、逆に子どもは毎日つけたくなるような柄を求めているとのことだった。