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歯と口の健康に気をつけていますか 歯磨きは習慣化も定期検診受診は男女で差

   ヘルスケア事業を展開するオハヨーバイオテクノロジーズ(東京都千代田区)は、歯と口の健康意識についての調査結果を2020年6月2日に公表した。

   調査から、歯ブラシでの歯磨きは多くが実施しているものの、歯間ケアやうがいは習慣化していない人が多数だったことが明らかになった。

  • 歯と口の健康意識についての調査(画像はイメージ)
    歯と口の健康意識についての調査(画像はイメージ)
  • 歯と口の健康意識についての調査(画像はイメージ)
  • 歯と口の健康のために自宅で日常的にしていることは?
  • 歯科医院での検診を定期的に受けていますか?
  • 免疫力を意識して生活・行動していますか?

歯間ケアやうがいは全体の半数以下

   調査対象者は、30 代以上の男女300人。

   最初に、「歯と口の健康のために自宅で日常的にしていることは?」という質問。97.4%が「歯ブラシでの歯磨き」をしていると答えた。「歯磨剤(歯磨き粉・歯磨きジェル)を使用」(56.1%)、「デンタルフロス・糸ようじで歯間ケア」(46.8%)、「洗口液・マウスウォッシュでうがい」(39.1%)が続いた。ほとんどが自宅で歯磨きを習慣化しているが、歯間ケアやうがいなどをしているのは半数以下だった。

   次に「歯科医院での検診を定期的に受けていますか?」には、「はい」が全体の 49.0%、「いいえ」が51.0%だった。男女別では、40代を見ると女性は50%が「はい」と回答している一方で、男性は36.8%だ。また、60代以上でも女性は69%が定期検診を受けているが、男性は44.9%で、いずれの年代でも男性の方が低い結果となった。

   「免疫力を意識して生活・行動していますか?」という問いには、新型コロナウイルス流行前後で変化があった。流行前は「はい」が52.2%、「いいえ」が47.8%だったが、流行後は「はい」が66.3%と増加した。

   発表資料で、日本歯周病学会理事を務めるオーラルケアクリニック恵比寿若林歯科医院 院長の若林健史医師は、歯と口の健康のために「毎日の歯磨きと定期的に歯科医で口腔内クリーニングを行うこと、それに加えて口内環境を整える良質な善玉菌(ロイテリ菌など)の摂取などをすることにより予防効果が高まると考えられます。総合的に口内環境を整えることにより、免疫力の向上も期待できます」とコメントしている。

   6月4日~10日は、厚生労働省などが歯と口の健康に関する正しい知識の普及を目指す「歯と口の健康週間」だ。本調査はこれに合わせて、2020年5 月26 日~27日にインターネット上で行った。