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「夏のボーナス」今年は諦めムード 減額はやむなし、でも「天引き」額が衝撃

   国家公務員に夏のボーナスが支給された。一般企業に勤める人の中にも、ボーナスを手にした人がいるようだ。

   今年は新型コロナウイルスによる影響で、経済が冷え込んでいる。破産、倒産に追い込まれる企業も出てくるなか、ボーナスの支給事情はどうなっているのか。

  • コロナ禍で支給される夏のボーナスはいかに
    コロナ禍で支給される夏のボーナスはいかに
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「もらえるだけありがたい」

   ツイッターを見る限り、ボーナスが(1)増えた、(2)変わらない、(3)減った、(4)もらえない、に分かれている。

   「こんなにボーナス入るんだー」と予想以上の支給額だったことへの喜びや、「ボーナス去年より10万も高いと思ったらコロナで出勤してくれてありがとうの手当がたくさんついてた」と、コロナ禍だからこその「増額」を報告する人もいる。

   とはいえ、「増えた」と「変わらない」は少ないようだ。やはり新型コロナウイルスによる影響は色濃い。ただ投稿数が多い「減った」、「もらえない」も、昨今の状況を踏まえると恨み節ばかりではない。

「今年の夏のボーナス、ない。当然。一歩間違えば会社がなくなるかもしれない時期」
「ボーナス減ったよねぇ。引き続きテレワークだし、貰えるだけありがたい」

   このように「この状況では文句は言えない」という雰囲気が漂っている。

所得税、健康保険、厚生年金保険、雇用保険...

   賞与は税務上「給与所得」として扱われ、所得税をはじめ社会保険料などが差し引かれる。そのため「ボーナスの額面増えたのに手取り下がったんだけど?」、「ボーナス2万増えて所得税2万増えたからプラマイ0」など、ある種ぬか喜びになってしまった人や、

「僅か65,000円の賞与から、所得税、健康保険、厚生年金保険、雇用保険で何と!!11,000円以上も天引きされてる」
「年金と所得税合わせて25万天引きされたボーナスが今日支給されました! 引き過ぎやろ」

と、差し引かれた金額を具体的に明かしている人の「悲鳴」も聞こえてきた。