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ロッテのチョコ「ラミー」「バッカス」量減った? 「リニューアル」の真意どこに

   ロッテ(東京都新宿区)が50年以上前から販売している洋酒チョコレート「ラミー」と「バッカス」。冬季限定で、毎年販売時期になると多くのファンが買い求めるロングセラー商品だ。2020年はリニューアルして10月13日に発売された。

   ツイッターでは「今年もラミーの季節がきたぞ!」と喜ぶ書き込みがある。一方で、「ラミーの包装が変わった。銀紙ごと1ブロックずつ割って、ちょびちょび食べるのが良かったのに...」「バッカスの量が減ってる...」とリニューアルに戸惑いの声が。

  • リニューアルした「ラミー」
    リニューアルした「ラミー」
  • リニューアルした「ラミー」
  • 「バッカス」

2本から3本入りに変更、1本あたりは短く

「より多くのお客様にとっての利便性と、品質保持の観点から判断しました」

   J-CASTトレンドの取材に、ロッテの広報担当者は、こう説明した。これまでラミーは、チョコブロック2本がアルミの銀紙に包装されていた。これを少しずつむいて食べることを楽しむ人も多かった。リニューアル後は個包装の3本入りになった。ただ1本あたりは以前より短くなった。バッカスは、例年小粒タイプで売られているが、12粒から10粒に減った。

   ツイッターでは「バッカスの量が減った悲しみ」、「バッカスもラミーも容量減ったし銀紙じゃなくなったしなんか辛い」との書き込みが多数あがっている。

   広報担当者の説明は、こうだ。

「チョコレート製品に関する様々な原料が高騰する背景もあり、『利便性や品質の向上』と『お客様にお買い求め頂きやすい価格の維持』の両立を目指した結果、ラミーは 26グラム×3 本入り、バッカスは 10 個入りとさせていただくことになりました」

銀紙は「むきにくい」、「食べにくい」の声

   加えてツイッターには、ラミーの銀紙包装が変わり、悲しむ声がある。広報担当者は「以前の銀紙巻きが良かった」という意見が出ていることも把握しているという。リニューアル前の事前調査の中で、長年に渡って銀紙巻きに親しみを持っている人もいた。

   一方で、リニューアルに際して消費者から意見を募ったところ、「ラミーは 1 本が大きすぎて食べきれない」といった不満が寄せられたという。さらに、銀紙包装だと「むきにくい」、「食べにくい」との指摘も長年に渡って届いていた。そこで、今回食べきれるサイズかつ新包材に変更した。

   今回のリニューアルで、ラミーはチョコレートを厚くして食べ応えを強化。バッカスは、ブランデーのコニャックの量を増やし、それぞれ品質も向上させている。担当者は「ぜひ新しいラミー、バッカスもご愛顧いただければ幸いです」と話した。