J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「シャープマスク」当たっても「ネピアマスク」は... 今、一番手に入りにくいかも

   「当たった人いるのか」。こんなボヤキが漏れてくるのが、王子ネピア(東京都中央区)が手掛ける使い捨ての不織布マスク「ネピア長時間フィットマスク」だ。

   2020年12月9日より第7回抽選申し込みを開始した。だがツイッターには、いまだ「全然手に入らない」との書き込みが多くみられる。世間のマスク不足はすっかり解消されているが、こちらはまだ「待ち状態」だ。

  • 「ネピア長時間フィットマスク」
    「ネピア長時間フィットマスク」
  • 「ネピア長時間フィットマスク」

初回は3000箱、3回目以降は7000箱に

   ネピアのマスクはすべて日本製。3層構造で鼻まわりのワイヤーが長く、長時間着用していてもしっかり顔にフィットする。1箱50枚入りで、価格は1箱1980円(税込)。別途送料600円がかかる。今回の抽選申し込みは、2020年12月14日正午までだ。

   1回目の抽選は20年7月に行われた。マスクが品薄になった春頃から、有名企業の手掛ける国産マスクは非常に手に入りにくい状況が続き、ネピアのマスクにも応募が殺到。初回は3000箱が用意されたが、「全く当たらない」と話題になった。翌8月に実施した2回目の抽選では、販売数が5000箱に増えた。3回目以降は毎回7000箱が用意されている。

   それでも販売個数に対し応募人数が大幅に上回り、応募者からは「ホンマに当選してる人間おるんか?!ネピアのマスク!」、「ネピアのマスクまたはずれ...いつ当たるんでしょうね」といった嘆きがとまらない。

大人気だったAOKIもヨネックスも今は買えそう

「ネピアのマスク、全然当たらない。SHARPさんは12回目で当たったのに」
「シャープマスク三回目の当選メールが来た・・・因みにネピアマスクはハズレだった」
「ネピアマスクの落選メールとシャープマスク当選メール(2回目)が同じ日に届いた」

   ツイッターには、こんな書き込みが複数ある。最近では、ネピアのマスクは当たらないのに、シャープ(大阪府堺市)が販売している使い捨てマスクは「何度も当たる」といったツイートが散見されるのだ。シャープの場合、第33回抽選では普通サイズが8万7000箱用意された。

   ほかにも紳士服チェーンを展開するAOKI(横浜市)は、20年5月にマスク「抗菌・洗えるマスク」を販売するも、あっという間に売り切れ。現在は公式サイト上で複数種類のマスクを販売しているが、いずれも「在庫あり」の表示が出ている。

   スポーツ用品メーカー・ヨネックス(東京都文京区)は、20年6月に「スポーツフェイスマスク」を先着順で2500セット販売するも、約5分で売り切れる人気ぶりだった。その後、7月には同商品を1万3750セット販売した。あれから半年、11月30日には冬向けのマスク「ヒートカプセルフェイスマスク(AC484)」の店頭販売を「ヨネックス東京ショールーム」で開始した。ただ、マスクについては同社が公式サイト上で「予定販売数に達しなかった為、11月30日(月)以降も店頭で通常販売を致します」とお知らせを出した。ツイッターにも「あれ、ヨネックスのマスク意外と残ってる...」との投稿が。

   ひょっとすると、今、日本で一番手に入りにくいマスクはネピアかもしれない。