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あの「ファイナルソード」再び 5日で終売したゲーム復活で脚光「二刀流」の意味

   ニンテンドースイッチのダウンロード専用ゲーム「ファイナルソード Definitive Edition」(開発・販売:HUP Games)が2021年1月21日、配信開始した。ツイッター上で同日未明から半日近く、トレンドワード入りし続けるほど注目を集めている。

   同作は20年7月2日「ファイナルソード」として、ニンテンドースイッチでリリースされた。ところが、作中で使用されているBGMの一部が、ゲーム「ゼルダの伝説」と似ているという指摘があり、7月6日に配信中止した。初期版「ファイナルソード」を手に入れるチャンスがわずか数日だったことから、「Definitive Edition」発売に伴い、ある「選ばれし者」たちが脚光を浴びているのだ。

  • 画像は開発・販売元のHUP Games公式サイトより
    画像は開発・販売元のHUP Games公式サイトより
  • 画像は開発・販売元のHUP Games公式サイトより

「最後の剣」のはずが

「ファイナルソードを旧版とDefinitiveEdition版を同時に所有する行為を二刀流と呼ぶことになったそうです。ソードだからね」

このように、ツイッターでは「二刀流」というワードが話題になっている。「ファイナルソード」と「ファイナルソード Definitive Edition」をニンテンドースイッチに二本ともダウンロードする行為を指すようだ。

   ただ「ファイナルソード」は訳すと「最後の剣」なので、「二刀流」は大きな矛盾をはらむ。ツイッターユーザーの中には「ファイナルソードがファイナルじゃなかったの笑える」とツッコミを入れる人、一瞬しか販売されなかった初期版「ファイナルソード」購入者を「選ばれし者」として羨む人たちがいる。

「限られた人にしか使えぬ奥義」
「羨ましすぎて旧版買っておけばよかったと後悔してる」

   なお、「ファイナルソード」はiOS/Android向けアプリゲームとしても配信している。ニンテンドースイッチ用ソフトにあわせて、アプリも揃えれば「三刀流」だ。

陣内智則に「またゲーム実況してほしい」

   もともと「ファイナルソード」は、バグが多い点や、物語に登場するNPC(ノンプレイヤーキャラクター)たちとの会話文が「外国語を翻訳ソフトで直訳した」かのような違和感がある点、攻撃の「当たり判定」が曖昧で敵が剣をすり抜けてしまう点がユーザーから指摘され、BGM問題以外にも物議を醸していた。

   お笑いタレントの陣内智則さんほか、さまざまな人がゲームを実況する動画を投稿したこともあり、「ファイナルソード Definitive Edition」配信を受けて、陣内さんに「またゲーム実況してほしい」と望むツイートも散見される