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加藤シゲアキ『オルタネート』 直木賞、本屋大賞に続き吉川英治文学新人賞候補に

   2020年11月に新潮社から発売された加藤シゲアキさんの最新長編『オルタネート』が21年2月1日、「第42回吉川英治文学新人賞」候補作品にも選ばれた。

   同書は昨年12月18日に第164回直木賞にノミネートされ、21年1月5日には累計10万部(5刷)のベストセラーに。さらに1月21日には「本屋大賞」にもノミネートされている。

  • (c)新潮社
    (c)新潮社
  • (c)新潮社
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「NEWS」の活動と両立

   加藤さんは1987年生まれ。青山学院大卒。「NEWS」メンバーとしての芸能活動の傍ら、2012年1月、『ピンクとグレー』(KADOKAWA)で、作家デビュー。

   3年ぶりの新作長編となる『オルタネート』は刊行直後から話題を呼び、発売から5日目にして緊急重版、現在までに 累計13万部 (6刷)となっている。

   第42回吉川英治文学新人賞は2020年中に、新聞、雑誌、単行本などで優秀な小説を発表した作家の中から、最も将来性のある新人作家に贈呈される賞で、過去には和田竜『村上海賊の娘』(第35回)など、数々の話題作が受賞している。選考会は3月2日の予定。

   『オルタネート』は東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命を鮮やかに描いた作品。高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が登場する。

   加藤さんは、新潮社を通じ、「直木賞、本屋大賞と同じく、予期しないお知らせに驚きと喜びが同時に押し寄せ、ありがたい戸惑いを噛みしめています。吉川英治文学新人賞はエンタメ性に優れた作品が多い印象ですので、自分の著作も仲間に入れてもらえたのかなと思うと、感慨もひとしおです」とコメントしている。