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大阪、梅田、大阪梅田に東梅田、西梅田 激似の駅名連発エリアで迷わない秘策

   大阪梅田駅 (阪神電鉄)、大阪梅田駅 (阪急電鉄)、梅田駅(大阪メトロ御堂筋線)、東梅田駅(大阪メトロ谷町線)、西梅田駅(大阪メトロ四つ橋線)、大阪駅と北新地駅(JR)。

   これらは全て、大阪の中心部・梅田に乗り入れる路線だ。いずれも地下で結ばれているが、その複雑さから「梅田ダンジョン」とも呼ばれている。梅田がつく駅名は5つあり、「大阪梅田駅」は名称が同じだが阪急と阪神の2路線ある。初めてこのエリアを訪れた人は、難易度が高いかもしれない。地元をよく知る人に、迷わないコツを聞いた。

  • あなたの行きたい「梅田」は、ここですか?
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JR大阪駅に着いたら「中央出口」へ

   JR大阪駅に到着し、そこから移動する場合を考えよう。

   「慣れるまでは、中央出口に出ることです」と話すのは、普段大阪で遊ぶことの多い京都府在住の20代男性。到着後に目指す改札出口が、目的地に向かううえで重要なポイントになると説明する。

「例えば谷町線の東梅田駅に行きたいとき。この路線は大阪駅を北に見たとき、東側の端にあって遠いです。それを知らずに、谷町線とは真逆の西側の出口に出ようものなら最悪」

   もちろん、あらかじめ目的地に近い出口を調べておくと良いが、そもそも出口も複数あり、見つけられない恐れがある。男性は、まずはシンプルに「真ん中の出口」を勧めた。そして、出口を出た後は「看板を頼りに進む」。大阪駅構内には、各駅の方向を示した看板が至る所に掲げられていて、自分の目指す路線の案内をひたすら辿るようにして進んでいく。また、大阪メトロでは、御堂筋線が赤色「クリムゾンレッド」、四つ橋線が青色「はなだ色」と路線ごとに色分けされている。路線の案内が視覚的にとらえやすく、便利だ。

   何度か現地を訪れた経験があるなら、地上に出て目的地に向かうのもよさそうだ。阪神百貨店の入り口をこえて進み、右に曲がると左側に本屋があって...と建物を目印に進んでいけば、目的地から外れた場所にたどり着くことは避けられる。それでも迷ってしまったときの最終手段は、人に聞くこと。

「駅員さんに『東梅田どっち?』と、ぱぱっと聞くのが一番確実。すると、『真っすぐ行って右に曲がってしばらく直進、分からなければまたそこで尋ねてください』などと即答してくれます」

おおよその方向を事前に頭に入れる

   仕事で約2年間大阪に住んでいた20代男性にも取材した。各駅の場所を方角で把握して、目的地を目指すことをコツに挙げた。

   大阪駅を中心に北を上にして考えて、例えば以下のように、頭の中に地図を描いて、互いの位置関係を大まかに把握してみよう。正確でなくて構わない。「大阪駅のどっち側だっけ?」と自問自答したとき、大体の位置を認識しておけば、反対方向に進むリスクを減らせる。

   グーグルマップ上で見たときに、

・大阪駅は真ん中。
・大阪駅の東側にあるのは、阪急の大阪梅田駅、東梅田駅、御堂筋線の梅田駅。
・大阪駅の西側にあるのは、西梅田駅と北新地駅。
・阪神の大阪梅田駅は、大阪駅の南側(下側)。

   この程度で十分。あとは地図アプリなどを見ながら目的地を目指そう。

「東京は路線がクネクネしていますが、大阪市内のエリアはメトロが『縦』でJRが『横』になっている傾向があり、わりと把握しやすい」

   また、この男性も慣れてきたら阪急百貨店など、大阪ならではの建物を目印にして進むとラクだと話した。