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駅弁会社監修の「駅弁風おにぎり」 「牛肉どまん中風おにぎり」など3種類

   JR東日本クロスステーション(本社・東京)は、2021年10月12日に「駅弁風おにぎりシリーズ」第1弾を発売した。実在の駅弁をイメージしたおにぎりで、それぞれのモチーフとなった各駅弁の販売会社から監修を受けている。

   JR東の駅の「エキナカ」にあるコンビニエンスストア「NewDays」や「NewDays KIOSK」、そして駅弁専門店「駅弁屋」で取り扱う。「鉄道の日」とされる10月14日に合わせたもので、第1弾は11月1日まで販売されている。

  • 第1弾は3種類の「駅弁風おにぎりシリーズ」
    第1弾は3種類の「駅弁風おにぎりシリーズ」
  • 第1弾は3種類の「駅弁風おにぎりシリーズ」
  • 甘辛い味わいの駅弁「牛肉どまん中」をイメージ
  • 具だくさんの「ひっぱりだこ飯」を再現
  • 1964年発売の「チキン弁当」風のおにぎりも

駅弁の再現性にこだわった

   第1弾のラインナップは3種類。

   「牛肉どまん中風おにぎり」(300円・税込、以下同)は、山形県産米「どまんなか」と、牛そぼろ・牛肉煮を合わせた「新杵屋」の駅弁「牛肉どまん中」をイメージしたおにぎり。「牛肉どまん中」の甘辛い味付けが特徴だ。

   アナゴと野菜をふんだんに合わせたご飯で、タコ煮を包んだ「淡路屋」の駅弁「ひっぱりだこ飯」がモチーフの「ひっぱりだこ飯風おにぎり」(280円)。元となった駅弁の「具だくさん」ぶりを再現している。

   そして「チキン弁当風おにぎり」(240円)。1964年の東京オリンピック開催時に発売されたロングセラーの「チキン弁当」をイメージしたおにぎりだ。当時と変わらず、鶏唐揚とトマト風味ライスを組み合わせている。

   NewDaysとNewDays KIOSKで販売されているが、一部取り扱いのない店舗もある。「駅弁屋」では、東京駅の「駅弁屋祭グランスタ東京店」ほか7店舗、上野駅の「駅弁屋匠エキュート上野店」ほか2店舗、新宿駅の「駅弁屋頂」ほか2店舗、大宮駅の「駅弁屋旨囲門エキュート大宮店」などで販売されている。

   JR東日本クロスステーション内でNewDaysなどを展開する部門「リテールカンパニー」の担当者は発表資料の中で、今回協力した駅弁各社はコンビニおにぎりとのコラボは初めてだったとコメント。一方、「減っている駅弁需要の活性化を図りたいと好意的な反応」だったという。「今回の企画を通して、コロナ禍で旅行に行く機会が減ってしまった方、駅弁を食べる習慣がなかった若い方々に食べてもらいたい」とした。

   弁当や食品事業を展開する部門「フーズカンパニー」の担当者は「開発者も駅弁ファンであり、特に再現性にはこだわりました」という。