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スシロー「すき焼き海鮮しゃり弁」まさかの発想 魚介と肉が合体のお味

   すき焼きと海鮮丼の夢の共演だ。寿司チェーンの「スシロー」は、テイクアウト限定の弁当「すき焼き海鮮しゃり弁」を2021年11月10に期間限定で発売した。

   一つ星レストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏と共同制作したメニューで、全国のスシローとテイクアウト専門店「スシロー To Go」で販売されている。

  • スシローの「すき焼き海鮮しゃり弁」
    スシローの「すき焼き海鮮しゃり弁」
  • スシローの「すき焼き海鮮しゃり弁」
  • シェフの鳥羽周作氏が監修
  • 海鮮類をよけてみると、一面にすき焼きが

甘いしゃりで「海鮮とお肉が合う」?

   発表によると、シャリの上に鳥羽氏監修の「甘じょっぱいすき焼き」と、ちらしずしのように海鮮類を散りばめた弁当で、すき焼きとすしの「新たな出会い」を楽しめるという。また「冷めてもおいしい」ことも特徴とのことだ。「スシローのしゃりは甘みが強いので海鮮とお肉が合う」という発想が基になっている。

   記者も購入し、テイクアウトした。価格は税込1100円だった。

   確かに、すき焼きの上に海鮮類が散りばめられている。柴漬けやきゅうり、卵焼きのほか、海鮮類ではサーモン、かずのこ、いくら、エビや貝柱といった面々で、見た目にも豪華だ。具材を避けてみると、しゃりは一面すき焼きに覆われていた。

   実食といこう。まず、すき焼きとしゃりがとにかく甘い。すき焼きはしょっぱさ、しゃりは弱めの酸味を伴っており、方向性はやや異なるが、肉としゃり部分だけを食べ進めると水が欲しくなるほど甘いのだ。

   ただ、そこに塩気のあるいくらや、サッパリとしたきゅうり、ぷちぷち食感のかずのこと、次々と具材に箸をつけていくと、バラエティ豊かな味わいが口の中に広がっていく。特に、柴漬けが良い箸休めとなった。

不思議とマッチしてる

   記者は肉とセットになった海鮮丼をいただくのは初めてだが、不思議と味の組み合わせに違和感はなかった。塩気は薄めに甘く作られており、しゃりの味わいから浮かない。例えるならば卵焼きと同じように、しっかりと海鮮丼の「具材」としてのポジションを確立していた。

   なお「冷めてもおいしい」とのフレーズを確かめるため、半分食べた上で保冷剤を乗せて3時間ほど放置したが、確かにしゃりが固くなったりすることはなく、変わらないおいしさで楽しめた。