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「硬貨の取り扱い有料」各所で波紋 ゲームセンターでも影響あるのか

   ゆうちょ銀行は「硬貨取扱料金」を2022年1月17日に開始した。ニュース番組やインターネット上では、「小銭貯金」や寺社のさい銭がどうなるか、注目されている。

   しかし小銭が大量に集まる場所は、ほかにもある。ゲームセンターだ。UFOキャッチャーやアーケードゲームの多くは、小銭をコイン投入口に入れることで遊べる。客の支払いはほとんどの場合、硬貨になる。

  • ゲームセンターでの支払いも変わる?
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売上金が大量の硬貨なら

   窓口での硬貨取り扱いに対して手数料が発生するのは、ゆうちょ銀行が初ではない。同様の制度は2019年ごろから導入が進んでいたもので、みずほ銀行をはじめ大手銀行は、すでに導入済み。地方銀行にもこの流れがある。

   大量の小銭を取り扱う企業や神社・寺の対応は、J-CASTトレンドが玉敷神社(埼玉県加須市)に取材、記事にしている。それによると、取引先の銀行では2019年ごろから窓口での入金時に手数料が発生するようになったために、寄せられたさい銭を有効活用するため、手数料の回避に苦労しているようだ。

   ゲームセンターはどうだろう。ツイッターでは、ゲームセンターの入金手数料を心配する声が出た。確かに、売上金が大量の硬貨だった場合、それを銀行に預ける際に手数料がかかるだろう。ほかにも、「神社が困るならゲーセンと交換しては」と提案する投稿や、「ゲーセン利用しないのに、小銭欲しさに両替機を使わないように」との注意喚起が。

   J-CATトレンドは、ゲームセンターの「SEGA」を運営する「GENDA SEGA Entertainment」を取材した。広報は、

「ゆうちょ銀行の(硬貨取扱の手数料)新設の件で影響は全くございません。今後もお客様に影響が出ることはないです」

と話した。