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JRの駅改札で食材受け取れる 「クックパッドマート」とJR東が連携

   JR東日本の一部駅の改札で、食品を受け取れるサービスのトライアル(試行)がスタートする。JR東と、JR中央線コミュニティデザイン、クックパッドが2022年2月2日に発表した。

   クックパッドは、同名のアプリから注文した商品をドラッグストアやコンビニエンスストアなどで受け取れる「クックパッドマート」を運営している。このサービスを使って、受け取り場所に駅改札を選べるようになった。

  • 食材を受け渡すときのイメージ(画像はクックパッドのリリースから)
    食材を受け渡すときのイメージ(画像はクックパッドのリリースから)
  • 食材を受け渡すときのイメージ(画像はクックパッドのリリースから)
  • 「クックパッドマート」を使い駅の改札で食材を受け取るときの流れ(クックパッドのリリースから)

横浜駅・川崎駅でも開始予定

   首都圏にある、根岸線・磯子駅(横浜市)、横浜線・小机駅、南武線・稲城長沼駅(東京都稲城市)で5月29日まで注文を受け付け、2月4日〜5月31日が商品受け取り期間となる。

   南武線・武蔵野線の府中本町駅(東京都府中市)でも2月10日から5月29日まで注文可能で、2月16日〜5月31日の間、商品を受け取れる。横浜駅と川崎駅(川崎市)でも準備が整い次第、サービス開始とのことだ。

   アプリから受け取り場所や日付を入力し、商品を注文、決済する。アプリに商品到着の通知がきたら、指定場所で受け取る。発表のイメージ写真には、駅の係員が利用者に食材を受け渡す様子が写っている。

   アプリを開くと、対象の各駅には「(駅改札窓口での受け取り)」と受け取り場所が表示されている。なお「緊急対応による極度の改札混雑や係員不在等、やむを得ない理由により受け取りができなかった際は、アプリ内のお問合せよりお知らせください」と注意書きが添えられている。

地下鉄の駅では宅配ボックス設置

   「荷物受け取り」の需要が多様化する中、JR東グループは駅の「受け取り拠点化」に向けたサービス拡充を目指しているという。今回のトライアルもその一環だ。

   「クックパッドマート」は、コンビニやマンションをはじめ、様々な場所に設置された宅配ボックス「マートステーション」に食材などを配送してもらえるサービスだ。「マートステーション」は東京メトロ半蔵門線・大手町駅や南北線・後楽園駅ほか、複数の鉄道駅にも置かれており、それぞれ受け取り場所に指定できる。