J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

アサヒ「マルエフ」500ml缶復活 「黒生」もついに...コンビニで見つけた

   「アサヒ生ビール」の500ml(ミリリットル)缶が、2022年2月15日に販売再開した。通称「マルエフ」。21年9月14日に全国発売すると、想定以上の人気により同月中に一時休売に。350ml缶のみ11月24日に再発売された。

   またマルエフの安定供給を優先するため、発売延期となっていた「アサヒ生ビール黒生」(350mlと500ml)も、2月15日に販売スタート。ようやくマルエフと黒生のラインアップが勢ぞろいだ。

  • 「アサヒ生ビール」(左)と「アサヒ生ビール黒生」
    「アサヒ生ビール」(左)と「アサヒ生ビール黒生」
  • 「アサヒ生ビール」(左)と「アサヒ生ビール黒生」

ロング缶「初めて見た」

   公式サイトによると、マルエフは1986年~93年に缶で発売されていたビールで、終売後も飲食店で提供されていた。今回は、中身は当時のまま、パッケージを一新して販売されている。

   一方の「黒生」は、1982年に日本初の缶の黒生ビールとして登場した「アサヒ黒生ビール」をルーツとする。1995年に味をリニューアルしたが、2015年に終売した。マルエフと同じように、消費者向けの相談室やSNSなどで復活の声が寄せられていたため、販売当時と同じ中身で再登場となった。

   ツイッター上では、正式発売日前の14日ごろから「マルエフのロング缶を初めて見た」と喜ぶ声が複数。黒生にも「待っていました」と歓迎するユーザーが続出だ。

   2月15日昼、記者は東京都内にある自宅近所のコンビニエンスストアに寄った。マルエフと黒生の350ml、500mlは全て置いてあった。各種10本以上の在庫があり、品薄の様子はない。

苦みと甘みを持った黒生

   マルエフと黒生を飲み比べた。マルエフの感想は、居酒屋で飲む「生ビールの味」だ。同社の「アサヒスーパードライ」と比べて尖ったキレはなく、マイルドな甘みと苦みを感じやすい。口当たりはまろやかだ。一方で、のど越しはすっきりとしている。

   続いて「黒生」。こちらは、記者は飲んだことがない。色は黒ビールらしく、茶色がかった黒で、マルエフとは全く異なる。ビールの香りは強く、どこかしょうゆにも似たような濃厚なにおいがする。

   口にすると、マルエフよりもやや苦みが強い。ただ見た目ほどロースト感の強い苦みではなく、マルエフ以上の甘みも舌にしみる。またのど越しはマルエフと同じくしつこくなく、独特の香りが後を引かない。個人的には食事のお供ならばマルエフ、単体なら黒生の方が好みだと思った。