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「戦策三国志」不具合修正できず終了 驚きの理由で消えたゲームほかにも

   サーバーに不具合が発生し、そのままサービス終了となったゲームがツイッター上で話題になっている。スマートフォン向けゲーム「戦策三国志」だ。

   2021年12月1日にサービスを開始したが、発表によると22年4月22日に「サーバーに致命的な不具合」を発見。2日間にわたってメンテナンスを行ったが、最終的に修正不可能と判断し、25日にサービスを終了した。このように、オンラインゲームやスマートフォン向けゲームが唐突な終わりを迎え、話題となることがある。

  • ウソ!?サービス終わっちゃったの (写真はイメージ)
    ウソ!?サービス終わっちゃったの (写真はイメージ)
  • ウソ!?サービス終わっちゃったの (写真はイメージ)

「鬼滅」そっくりゲームはすぐ滅んだ

   サーバーの不具合が起きたとして、サービスを休止し、そのまま終了に至ったゲームは過去にもある。「Sankando」という会社が運営していたパソコン向けオンラインゲーム「M2-神甲綺譚-」だ。

   「4gamer.net」の2012年4月25日付記事によると、もともとこのゲームは台湾の「Interserv」が開発元だ。同記事によると、「Interserv」 は「M2」の日本でのサービス再開に向けて、プレイヤーのゲームデータを渡すよう「Sankando」に要求した。ところが、 Sankandoはデータを紛失しており、引き継ぎはできなかったとのことだ。

   2020年4月には、「鬼殺の剣」という韓国発のスマートフォン向けゲームが日本のインターネット上で話題になった。題名や登場人物のデザインが人気コミック「鬼滅の刃」に酷似していると相次いで指摘されていたからだ。

   2020年4月29日付産経新聞(電子版)によると、同作は4月23日にサービスを開始したが、制作会社は29日までに公式サイトでサービスの終了を発表し、謝罪した。制作会社は、盗作は認めていないものの、「ゲーム開発の未熟さにより多くの方に不便をかけた」と説明したとのことだ。

「不健全な開発状況」により終了

   パソコン・スマートフォン向けゲーム「英雄*戦姫WW」と「英雄*戦姫WWX」は、2022年3月29日にサービスを終えたが、その終了理由が話題となった。

   メーカーの「天狐」公式サイトのブログによると、ゲームの売上自体は問題ない水準にあった。しかし、「ゲームデザイン」「シナリオ」「ビジュアル関連素材」「(ゲーム内容の)バランスチェック」といった作業がひとりのスタッフにのみ集中する「不健全な開発状況」が続いていたという。

   ゲームのクオリティかスタッフの健康状態のどちらかを犠牲にし運営を続ける案もあったが、スタッフの健康と「英雄*戦姫」シリーズの今後の継続を優先し、いったん終了になったとのことだ。

   パソコン向けブラウザーゲーム「カオスサーガ」は、開始後26時間30分でサービスが終了したことで知られる。2016年11月16日付ITmediaによると、同作は11月15日12時30分にサービスを開始。しかし、翌16日の15時に「諸事情により」運営が終わった。

   同記事によると、公開直後から、「(ゲーム内の)3Dモデルがスクウェア・エニックスのMMORPG『ファイナルファンタジーXI』登場キャラクターに酷似している」という指摘がインターネット上で相次ぎ、騒動になっていたという。

   運営会社のブライブは翌年の2017年8月4日、「カオスサーガ」の一部キャラクターに第三者の権利の侵害の可能性があることが発覚したために同作の配信を停止したと経緯を発表。その後上述の「ファイナルファンタジーXI」などへの著作権侵害が確認されたとして、謝罪した。