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「バレンシアガ」スニーカーの破壊力 新作なのに「ボロボロで汚れすぎ」

   ファッションブランド「BALENCIAGA(バレンシアガ)」の新作スニーカー「Paris Sneaker(パリ スニーカー)」が、強烈なインパクトを放っている。

   話題なのは、そのデザイン。無論新品だが、ウェブサイトのトップに掲載された写真は、かなり使い古されてボロボロになった靴にしか見えないからだ。そしてその価格に、二度驚かされる。

  • バレンシアガ公式サイトから
    バレンシアガ公式サイトから
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擦り切れ、ドロドロの「加工」

   バレンシアガは、若年層に人気の高いブランドだ。近年は、ストリート系ファッションとしての認知が高まっている。ダッドスニーカーブームの火付け役でもあり、根強いファンもいる。ダッドスニーカーの、「ダッド」とは「Dad」から来ている。つまり、「お父さん」世代が履きそうな、厚底で「ダサかっこいい」スニーカーを指す。

   今回登場した「パリ スニーカー」は、「ユーズド加工」、つまり一見中古のように見える加工が特徴的だ。しかし、サイトトップに掲載された靴の画像は、その加工があまりに行き過ぎているために話題になっている。

   新商品の画像を見ると、泥をかぶったかのような色合い。しかもあちこちが擦り切れ、破れているようなユーズド加工が施されて、新品なのに壊れているようにも見える。

   しかし、この強烈なビジュアルのシューズは広告用なのか、商品ページには存在しない。実際の販売商品画像を見ると、ここまで激しい加工はされていないようだ。

   なお、最も高価な「リミテッドエディション - PARIS HIGH TOP SNEAKER フル DESTROYED」はオンラインストアで100足限定販売。そして値段は、22万4400円(税込み)だ。5月12日時点で、選択するサイズや色によっては、「予約注文」ではなく、「再入荷のお知らせを受ける」という表示になっている。

   ツイッターはじめインターネット上では、その見た目と値段から「中古?」「母親に捨てられそう」「ファッションは難しい」とさまざまな意見が飛び出している。