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名刺よく見たらQUOカード!? 額面5円に込めた思いとアイデア

   額面5円のプリペイドカード「QUOカード」を、名刺として活用している人がいる。「ご縁」と「5円」を掛けた、ユニークなアイデア名刺だ。

   この発案者で、「ダジャレとデザイン」の代表取締役兼デザイナーの井上裕一さんに取材した。

  • QUOカード名刺でご縁を
    QUOカード名刺でご縁を
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「ダジャレ」がキーワード

   井上さんがQUOカード名刺をデザインした相手の一人が、アコースティックギタリストの武田昌俊さんだ。その名刺の写真とともに2022年6月27日にツイートすると、「素敵」「私もほしい」「捨てられない...」といった反響が寄せられた。

   「いいごえん」にかけて、2022年1月15日にサービスを開始。「ダジャレとデザイン」という社名のため、「ダジャレにまつわる名刺を考えたい」と思ったのがきっかけだ。アイデアを練っているさなか、井上さんは、QUOカードを額面指定の上オリジナルで作れると知ったという。名刺を相手に渡す際、「『ご縁・5円』をプレゼントできないかと思いたちQUOカード名刺の制作を考えました」。

   QUOカード公式サイトで確認すると、利用可能額を自由に設定できるオリジナルカード「フリーバリューカード」がある。カードは、1~999円または2001~2200円までの間で金額を指定の上、デザインも自由に作成できる。

「縁を大切に」

   井上さんは、新型コロナウイルス禍で紙の名刺を直接交換する機会が減っていることに注目。「対面で会う機会が貴重になっているなか、名刺に付加価値を付ければその縁を大切にしたいと思えるのでは」と、「5円・ご縁」QUOカード名刺にたどりついた。

   井上さん自身、この名刺を愛用中だ。渡した相手からは、「こんな名刺作れるんですね」と驚かれるそうだ。オリジナルQUOカードを作れる点、そして額面5円と「びっくりポイント」が二つ。しかし、会社名に「ダジャレ」と入っているため、「その会社名で『ごえん』なんですね」と納得されることが多いと明かした。