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PS5転売ヤー最後のあがき 定価で買えるのにフリマサイトで割高出品

   「プレイステーション(PS)5」の品薄が解消したと、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は声明を出している。実際、ソニーや家電量販店のECサイトでも買えるようになってきている。

   一方で、フリマアプリ「メルカリ」では2023年2月8日現在も定価以上の価格でのPS5出品が相次いでみられる。

  • PS5の品薄は終わりを迎えつつある (写真はイメージ)
    PS5の品薄は終わりを迎えつつある (写真はイメージ)
  • PS5の品薄は終わりを迎えつつある (写真はイメージ)

ソニー公式ストアでも注文できる

   プレイステーション公式ブログの1月30日付記事では、SIEでブランドやハードウェア、周辺機器を担当している副社長イザベラ・トマティス氏が品薄解消について語っている。「PS5のご購入を検討されている皆さんが、世界中のPlayStation取扱店でより簡単にPS5をお求めいただけるようになりました」とのことだ。

   ツイッター上では2月4日から8日にかけて毎日数十件「ゲーム屋さん来たら、PS5売ってる」「近所の電気屋に普通にps5売ってる」といった実店舗での目撃情報が出ている。

   J-CASTトレンド記者が2月8日未明にヨドバシカメラのECサイト「ヨドバシ.com」にアクセスしたところ、PS5通常版の在庫が存在し、通常販売が行われていた。同サイトでは同日11時までに売り切れとなったものの、14時ごろには公式通販「ソニーストア」や「Joshin web」にPS5の在庫があり、注文が可能となっていた。各取扱店で抽選販売が続いていた2020年~2021年の品薄状況と比べ、購入難易度は大きく下がっている。

   PS5通常版の定価は6万478円だ。上述のようなECサイトでは通常価格で購入可能だが、現在も転売は続いている。2月8日にメルカリを見てみると、PS5通常版に6万4000~6万8000円の値段を付けての出品が100件以上見つかる。高額なものだと、8万4000円としている例もあった。

販売手数料をふまえると

   半面、メルカリでは販売手数料として、出品者の売り上げからは商品代金の10%が差し引かれる。仮に6万8000円でPS5が売れたとしても6800円の手数料がかかるため、残りは6万1200円となる。

   商品の配送料は出品者が負担するケースが多いが、ここから送料も引かれるとなれば、定価と比較して大きな利益が出ているとは考えづらそうだ。