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演奏者のいない「無人オーケストラ」 事前収録したプロの音がスピーカーから

   横浜市芸術文化振興財団は、「無人オーケストラコンサート」を、2023年3月25日に開催する。場所は、横浜みなとみらいホール。料金は無料で、2月16日から申込受付を開始している。

   公演時、舞台にオーケストラのメンバーはいない。各楽器にマイクを向けて収録した音を、収録時の演奏者と同じ位置に置いたスピーカーから出力する。

  • 気になる楽器を特等席で
    気になる楽器を特等席で
  • 気になる楽器を特等席で
  • 好きな位置で聴き比べられる(第一回目の様子)

歩き回って鑑賞できる

   各スピーカーには、楽器の名称や写真を印刷した札が置かれ、どの楽器の音が出ているのか分かるようになっている。

   演奏中は、客席やステージなどを行き来しながら好きな場所で聴くことが可能だ。普段なら立ち入れないオーケストラの中心や真後ろに行き、場所によって異なる響き方や音圧の違いを聞き比べられる。

   楽曲は、国内外で活躍する楽団「横浜シンフォニエッタ」が、小森康弘氏の指揮で演奏したストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」などが披露される。

   ゲストMCは作詞作曲家として楽曲提供も行う声優、小岩井ことりさんが務める。

   同コンサートは2020年にも開催され、今回で2度目。公演は13時と16時の2度あり、各回の定員は200人だ。