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小説の舞台を実際に歩いて「真相解決」に挑もう 第1話は東京・下北沢で

   体験型コンテンツ「いつも駅からだった」の実証実験が、2023年3月3日にスタートする。「小説×街歩き」をテーマに、小説家の岩井圭也氏が書き下ろしたストーリーを読み、実際に東京・下北沢の街を歩いて楽しめる。

   ReGACY Innovation Group(東京都千代田区)と京王電鉄(東京都多摩市)が、体験型サービス事業を行う「休日ハック」(東京都台東区)と共同で実施する。

  • 音楽の街・下北沢が舞台
    音楽の街・下北沢が舞台
  • 音楽の街・下北沢が舞台

「俺の気持ちになって下北沢を歩けばわかる」

   「いつも駅からだった」は、京王線沿線を舞台にした短編小説シリーズだ。路線の駅や街、実在する店舗が登場し、友情や家族の絆をテーマにつづられる。

   第1話の舞台は下北沢。メジャーデビューを果たしたタイミングで、ボーカルの琢磨が作詞した曲に盗作疑惑が出てしまう。発覚と同時期に失踪した琢磨を、同じバンドのギタリスト・俊介の視点で探す物語だ。琢磨から届いた「俺の気持ちになって下北沢を歩けばわかる」というメッセージを頼りに、俊介が下北沢駅のホームに降り立つ場面で始まる。行きつけのラーメン店や琢磨の元バイト先など、琢磨との思い出を振り返りながら進行する。

   作中では道順や目印となる建物が詳細に描かれ、実際に街を歩いて登場人物の足跡をたどれる。

   小説は途中までウェブサイトで閲覧できるが、真相を知るには無料で配布される冊子を手に入れる必要がある。冊子は、京王井の頭線の下北沢駅構内含む、都内3か所で配布予定だ。5000部限定で、なくなり次第終了する。