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餃子の王将にも鶏卵不足の影響 一部メニュー販売休止の可能性

   鳥インフルエンザの流行を背景とした鶏卵不足が深刻だ。2023年2月28日の野村哲郎農林水産相の会見によると特に加工用の卵が不足している。こうした背景から、中華料理チェーン「餃子の王将」は3月1日、今後一部商品の販売を休止する場合があると発表した。

   最近では鶏卵不足を理由として、中華チェーン「バーミヤン」では天津飯の販売を休止。ファミリーレストラン「ジョイフル」でも卵を使った一部メニューを販売休止としたほか、定食に使われている目玉焼きをベーコンやポテトサラダに変更する措置を行なっている。

  • 「餃子の王将」 一部メニューを値下げしたうえで卵を抜いての提供も検討している
    「餃子の王将」 一部メニューを値下げしたうえで卵を抜いての提供も検討している
  • 「餃子の王将」 一部メニューを値下げしたうえで卵を抜いての提供も検討している

原料不足への対応策は

   「餃子の王将」を運営する王将フードサービス広報に取材した。現状、鶏卵の需要に対して供給が「完全に不足」している状態という。今後、店舗によっては順次、鶏卵を使った料理の提供を休止する可能性があると説明する。

   具体的にどのメニューを休止するか、また販売休止の可能性の度合いは、各店の鶏卵在庫の事情によって異なると話す。

「鶏卵の調達に全力で取り組んだ上で、一部の料理はご提供金額を下げさせていただき、鶏卵抜きで料理をご提供することも検討しております」

と続けた。