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撮影した写真がNFTに 仮想通貨不要のカメラアプリ「SNAFTY」

   SNAFTY(東京都世田谷区)は、タレント専用NFTカメラアプリ「SNAFTY(スナフティ―)」を、2023年3月1日にリリースした。アプリを通して撮影した写真を、NFTとして販売するサービス。

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仮想通貨なくても買える

   「SNAFTY」で撮影した写真は、同社が運営するNFTマーケットプレイス「fandaoマーケット」に出品できる。商品が売れると、納品時に自動でNFT化される仕組みだ。

   出品方法は、(1)オークション形式、(2)先着順、(3)購入希望者の中から抽選、の3つから選べる。購入はクレジットカードで行えるため、仮想通貨の取引がいらない。

   納品が完了すると出品者の持つ元データが削除され、購入者以外は閲覧できなくなる。

   一般的に、NFTは「唯一無二」を売りにしていても、作成者の手元には元データが存在する。これでは「本当の意味で一点ものとは言えない」という考えから、こうした形式がとられた。

   同社公式サイトには、この仕組みで販売するNFTを「ピュアNFT」と呼び、独自に定義した「たった一つのNFT」を証明する、と説明がある。

   NFTの売買について、SNAFTYの担当者を取材した。購入したNFTは他プラットフォームで二次流通させられるが、同社マーケット以外で販売する場合は写真に透かしとロゴが入る。オリジナルデータを閲覧するには、fandao アプリのウォレット内に移す必要があるという。ウォレットとは、暗号資産やNFTのような、デジタル資産の保管場所を指す。

   担当者によると、同社独自の二次流通マーケットプレイスを準備し、他プラットフォームを使わなくても便利に売買できるように体制を整えている。さらに「二次流通もNFTの魅力のひとつではありますが、まずはfandaoでしか味わえないピュアNFTを、より多くの人に体験してほしい」と話した。

   「SNAFTY」は現在、出品者を事務所に所属するタレントに限っている。担当者によると、今後はインフルエンサー、アイドル、ライブ配信者などのNFTも販売予定だという。