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電話でChatGPTと会話できる 東京タワー周辺の観光案内してもらったら

   電話自動応答サービス「IVRy(アイブリー)」を開発・提供するIVRy(東京都台東区)は、対話型AI(人工知能)「ChatGPT」と話せる「電話GPT」を公開している。同社は、その利用件数が公開1週間で1万件を突破したと、2023年3月23日に発表した。

  • 雑談相手にもなってくれる「電話GPT」
    雑談相手にもなってくれる「電話GPT」
  • 雑談相手にもなってくれる「電話GPT」

「GPTです。ご質問をどうぞ」

   「電話GPT」の利用には、会員登録やアプリのインストールは必要ない。通話料は利用者負担となるが、公開されている専用の番号へ電話をかけるだけで利用できる。

   記者が電話をかけてみると、「GPTです。ご質問をどうぞ」と、女性の声でアナウンスが聞こえた。試しに、東京タワー周辺の観光地は、と質問すると、数秒の間を置いてすらすらと話し出す。

「東京タワーそのものも観光地ですが、六本木ヒルズなどもおすすめです」

   と、施設についての説明をはさみながら、2つ3つほど観光地を紹介してくれる。会話の最後は「お気をつけてお越しください」と、気遣いも忘れない。似た内容の質問でも尋ね方によって回答が変わり、相手がAIであることを忘れてしまいそうだ。

   本家「ChatGPT」にも同じ質問をすると、施設の特徴を交えながら5つの観光地を紹介してくれた。電話とチャットそれぞれ別の観光地を勧められたが、共通しているのは、どちらも非常にスムーズなやり取りができる点だ。さらに、電話の方が簡潔に短くまとめてくれる。