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紅白は「年寄り向け」番組でいいのだ

   先週はNHKの会長が自ら、紅白歌合戦でのDJ OZMAの「裸のパフォーマンス」について正式に謝罪した。

   このOZMAの裸踊りは、もともとは喰始(たべ・はじめ)という人がやってる「WAHAHA本舗」という劇団の芝居。男女入り乱れて大昔からやってたネタで、久本雅美とか柴田理恵とかも後ろで踊ってた。OZMAはそこから借りたというわけなんだけど、NHKということで大騒ぎになってしまった。

   ただ今回の件ではNHKの姿勢に問題があったと思う。

   もともとNHKっていうのは、世の中からみて「ゆるり」「のんびり」「だらり」というふうな姿勢で番組を作っていればいいテレビ局。だけど、「みなさまのNHK」と言ってしまうもんだから、四方八方にこびを売らなくてはいけなくなって、こういう事故が発生する。変に若者ウケを狙ったり、普段やり慣れないことをやろうとしたりするからハマっちゃう。

   NHKはもういい加減に八方美人をやめたらどうか。の~んびりと年寄り向けの番組を作っていだたければいいのだ。それで使命は十分達成できるんだから。

   もし今後も紅白歌合戦のようなものを続けたいと熱望しているのなら、コンセプトが似ているテレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」を買うんだね。その素材をもってきてダアーッとやったらいい。「裸」になって出直すべきなのはNHKじゃないかな?