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「狂気」だからこそ面白い「ぴったんこカン・カン」

   いま勢いがあるバラエティ番組といえば、火曜の夜にTBSでやってる「ぴったんこカン・カン」だろう。

   なかでも面白いのは、泉ピン子がバスガイドに扮していろんな町に行くコーナー。この前は、イタリアのベネチアに行くツアーをやっていた。ピン子はド派手なバスガイドで目を覆うほどなんだけど、そのグロテスクさに笑ってしまう。そこにある「狂気」が見ていておもしろいのだ。

   それから、丸山弁護士が冬のオホーツク海まで行って、赤フンで泳ぐという企画もよかったね。あいにく津波警報が出て、実際は泳げなかったんだけれど、すごく寒いところで赤フンになってがんばっていた。彼は弁護士なんだけど、ピン子と同じような狂気が感じられた。

   もともとこの番組は昔の「ぴったしカン・カン」の復活版ということで、クイズ番組のはずなんだが、いまやクイズは完全な添え物になってしまっている。スタジオでタレントがいろんな感想を言ったりするが、その存在感がまるでない番組だ。

   「狂気」の部分が圧倒している番組。これはすごい勢いだよ。