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「師匠、粋で色っぽい座り芸でしたよ」

   落語家52年、「笑点」の司会者を20年以上。このほど引退を表明。

   顔が長めで「ぼくの食事は厩舎の飼葉だよ、あっはっは」と笑い飛ばしていた・・・三遊亭円楽師匠(74)が生出演。

   スタジオに登場する「話芸」の大先輩にみのもんたが「拝んじゃいます」「よせやい」。

   「自分に厳しく」をモットーにしてきた芸人魂というのだろう。この半年間欠かさず毎日3回にわたって正座してけいこをしてきた得意芸の「芝浜」。国立演芸場の本公演になって納得のいく芸が出来なかった。

   「口がロレっちゃう。小さな声がきこえにくい。・・もう甘えはわたし自身が許さない」

   「よそう。また夢になるといけねぇ」

   脳梗塞に人工透析・・長年病魔と闘ってきた。「歯も差し歯でね。ほんとの歯無し家ですよ」

   いつになく神妙なみのもんた。「若い頃はずい分女性にもてたんでしょうね」とひやかしを入れながら、大先輩に一言。

   「師匠、粋で色っぽい座り芸でしたよ」ラジオアナの時代に、その話芸を「盗んだ」ひとりとして、みのには特別な感情があったようだ。