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「嫌がらせのトランジットだネー」

    見なれたムッツリ顔はどこへ行ったか。八の字眉の下で眼差しが笑い、追いかける報道陣に「皆さん一緒にピヨンヤンヘ行きませんか」。

   米朝国交正常化交渉作業部会で訪米していた北朝鮮の金桂寛外務次官が3月8日、乗り継ぎ(トランジット)で成田に姿をあらわした。ことのほか機嫌が良さそう。

   さもありなん。訪米中はVIP待遇でブロードウエイのミュージカルを観賞、作業部会では米側の変化にうまく便乗して、ヒル国務省次官補との協議を緊密ムードで終了した。

   『とくダネ!』によると、金次官は、米側から「日本の拉致問題が解決しなくとも北をテロ支援国家リストから外す用意がある」との発言を引き出したという情報もあるとか。

   金次官のニコニコ顔を見て、小倉アナが「嫌がらせのトランジットだネー」。ゲストのフジマキ・ジャパン社長の藤巻健史は「日本の外交史を見ると、多国間の交渉をやったことがない。なかなか日本にとって難しい」。