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「何も分からない人が株を買って損をした」

   10時に終わってしまう番組に、10時から始まる裁判はいちばん弱いところ。ライブドアの堀江貴文元社長への「2年6カ月の実刑判決」は、次の特番が伝えた。「スッキリ!」はいわば、露払いみたいなことで、堀江被告側の無罪主張の分析が主になった。

   弁護士の八代英輝は「自分が知らなかったといいたいのだろうが、被害を被った人がいるのだし、無理」「堀江が今後もビジネスを続けるのであれば、謝罪の意を示すべき。争った内容では、部分的に無罪をとれる所もあるのだから。しかし、状況は厳しい」と。

   対してテリー伊藤は「問題は粉飾決算。ブームで何もわからない人までが株を買って、損をした人がたくさんいる。宮内らは、堀江は知っていたといっている。この辺ですよ」

   で、結果はまさに検察側の主張が全面的に通り、実刑判決になった。が、この事件、さまざまな見方があることも確か。とくに、検察が倫理観をもとに動かれたら恐い。ライブドアの比ではない先の日興コーディアルの粉飾なんか、まったく別の展開を見せている。