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「心臓がばくばくしてしている人が沢山」

   専大北上高校が、硬式野球部の解散を発表した。プロ野球・西武の金銭供与から同校での「野球特待生」制度がわかり、高野連の「除名相当」との判断が伝えられていた。

   私立学校では、優秀なスポーツ選手を優遇する制度が広く行われているが、野球だけが憲章で禁止されている。他のスポーツとの不公平はないのか。また、野球でも専大北上だけなのか、で議論になった。

   「特待生でなくても、引き抜きは現実にあるのでは?」(佐々木恭子)

   「家庭が貧しくて高校にいけない、しかし能力があって将来プロに行きたいと思っている子は、野球ができないことになる。学校だってメリットがあるんだから認めたっていい。陸上や卓球ではOKでは、バランスを欠くことになる」(小倉智昭)

   「ルールを厳格に運用できないと、逆に不公平になる」(竹田佳吾)

   「いま心臓がばくばくしている人が沢山いると思うよ。大学も含めて。氷山の一角」(小倉)

   現在同校の野球部員93人のうち、特待生は26人。解散して同好会に移行するというが、かれらは甲子園への道はもはやない。「選手に非はないのに」とみんなが口をそろえた。その通りだが、選手を食い物にしようというやからがいるかぎり、ずっと続く話だろう。