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高松塚古墳「ズサンだったからカビ生えた?」

   保存管理者の文化庁が昨日(4月17日)、「玄武」が描かれた北壁の取り外し作業を終えた奈良県明日香村の高松塚古墳。シリーズ『所太郎のそこが知りたい』で、この古墳の惨めに変色した姿を取り上げた。

   取り外した北壁は、亀と蛇が絡み合った玄武の輪郭がやっとわかる程度、くすんで変色していた。しかも、残る東西壁や南壁はカビが多くて図柄が消えてしまったのも。発見当初の35年前と比べ、見る影もない。

   最初に発見した森岡さんは顔をゆがめながら「悔やまれて、悔やまれてならない。退色を一日でも一時間でも遅らせる。それしかない」と訴える。

   しかし、番組は『国宝はカビだらけ』『なぜここまで放置したか』と迫ったのだが、肝心の答えは「文化庁が黙して語らず」で追及は終わり。

   「保管が難しくてこうなったのか、やればできるのにズサンだったのか、そこが知りたい」(伊集院光)のに、突っ込み不足で終わったのが残念。