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「今回は警察の失態だと思いますよ!」

   愛知県の立てもこり発砲事件では、警官が2人撃たれ1人が死亡する事態になってしまった。日本の警察は犯人との根気くらべをプライオリティにしている。その方針はよく知られていて、国民の支持もあるはずだが、実際に事件が長引けば「警察はなにやってんだ」という意見もでてくる。

   テリー伊藤は「今回は警察の失態だと思いますよ!」と声を張り上げた。最初に撃たれた巡査部長の救出に5時間かかったことは「警察の迷いだ」と断じる。「最初に警官が撃たれたとき、応戦すべきだった」「人質がいるといっても犯人の家族(だから意味が違う)」

   それに対してゲストの田宮榮一・元警視庁捜査第一課長は現場をかばう。「倒れた警官を助けなかったのは、犯人を刺激しないためである。倒れた警官とは、おそらく無線を通して無事が確認できていた」。5時間後に救出したのは、警官の状態が限界にきていたから、ということらしい。

   「やたらと撃ちあっていたら、アメリカのような銃社会になってしまう」と田宮は言う。「それはイヤなんでしょ?」という問いかけが隠されている。警官も国民も犯人の良心が奇跡的に回復するのをじっと待つしかない、のだろうか!?